SPMAPには、見本としてクモの分布図が付属していますが、この見本データをあなたが作った他の生物のデータと差し替える手順について説明します。
分布データベース作成法 も参照して下さい。
SPMAPをインストールしたフォルダには以下のようなフォルダとファイルがあるはずです。

        spmap.exe
        samap.ini
        DBase ----+ SampleAddin.csv
                  + SampleAddin_mount.csv
                  + SampleAddin_river.csv
                  + SampleAddin.txt
                  + SampleBook.csv
                  + SampleLiterature.csv
                  + SamplePhyletic.csv
                  + SampleSp_lit.csv
                  + SampleSp_map.csv
                  + SampleSpecies.csv
                  + WGS_JGS.csv
                  + JpnArea.csv

        SmapleLoc-+ SmapleL001.csv
                  + SmapleL002.csv
                  ...
		

まず最初にすることは、DBaseフォルダの下にある SampleSpecies.csv や SampleLiterature.csv に替わる種のリストや文献のリストを作ることです。
できあがったら、spmap.ini ファイルの以下の項目を差し替えます。
新しいファイルの名前は何でも構いません。任意です。

次に SmapleLocに替わるデータを作ります。
これが一番大変な作業になります。
このフォルダの下にあるのは、種、分布点（地域）、文献を列挙したデータです。これが分布データベースの基礎となります。
SmapleLocに変わる新しいフォルダを作ってその下にデータを作って下さい。 ファイルは１つにまとめても分割してもどちらでも構いません。 できあがった、ファイルを AddSpCod 、takein というツールで処理するとSPMAPで利用可能な形のファイル sp_map , sp_lit が生成されます。 spmap.ini ファイルの以下の項目を差し替えます。
新しいファイルの名前は、任意です。

あなたが表示させたいのが、緯度経度で指定した分布図であれば、ここまでの作業で済むでしょう。
SPMAPを起動して表示できるはずです。
都道府県単位で塗りつぶす地図も、ここまでの作業で表示できるはずです。

もし、手書きや、スキャナで取り込んだ白地図を使うのであれば、地域テーブルも新しく作ることになります。 標準で用意してある地域テーブルは、JpnArea.csv です。
spmap.ini ファイルの以下の項目を差し替えます。

その他に、文献の雑誌名を別に記述することもできます。
そのときは、spmap.ini ファイルの以下の項目を差し替えます。

SPMAPで種を選ぶとき、系統関係を表現したツリー構造のリストを表示させたいのであれば、 系統テーブルを記述して下さい。
そして、spmap.ini ファイルの以下の項目を差し替えます。

白地図に何か絵を書き加えたい時の見本も、DBaseフォルダの下にあります。
これらのファイル名を列挙しているのが です。ファイルの数だけ列挙しています。
spmap.ini ファイルの以下の項目に記述すると
白地図に線などが追加して描かれます。ファイル名は任意です。
不要なときは、= の右側を空欄にしておいて下さい。