CSVファイルは、横方向に複数並んだ項目をカンマで区切った形式のテキストファイルです。
データベースソフトや表計算ソフトは、多くの場合テーブル形式のデータを扱いますが、 ソフトが独自に持っているファイル保存書式は、多くの場合、他社製ソフトとの互換性を欠きます。 CSVは、ソフト間でテーブルデータを交換できるファイル保存書式として広く利用されています。 ソフト間で、書式の解釈に微妙な違いは有りますが、カンマなどの区切り指定文字を用い、テーブルデータを読み書きできるのは同じです。
本ソフトではMicrosoftEXCELで読み書き可能な書式を基準にしています。
表計算ソフトなどに頼らず、テキストエディタでCSVファイルを作成することもできますが、 カンマで区切る以外にも特別なルールがあるので、注意が必要です。
データ文字列にカンマを含む場合、文字列は二重引用符で囲みます。
文字列に二重引用符を含む場合、文字列内の二重引用符は、重ね打ちし、さらに文字列全体を二重引用符で囲みます。
例；
12345,普通の文字,"カンマ,","""二重引用符"""
12345,普通の文字,"カンマ,","""二重引用符"""
省略値
１行の途中の項目を省略する場合、項目の区切りを表すカンマを省略することはできません。
末尾の項目を省略する場合は、カンマを省略できます。
区切り指定文字の注意点
区切り指定文字は、言語により違っていることがあります。
数値の小数点をカンマで表現するドイツ語では、CSVの区切り指定文字にセミコロンを用いることがあります。
数値の小数点をカンマで表現するドイツ語では、CSVの区切り指定文字にセミコロンを用いることがあります。